英語教育:日本には英
質問内容
英語教育:日本には英会話学校が乱立し、日刊英字新聞が3種類あり、英語雑誌や英会話本が掃いて捨てるほど出版され、NHKの英語講座がテレビとラジオの両方で1週間に何十時間もあって、学校以外でも英語の勉強ができる環境がそろっているのに、いまだに日本人が英語が下手だとか、できないとか指摘されています。その原因はやっぱり「文科省の指導要領」や「英語教師の質」にあって、現行の学校英語の教え方に全面的な責任があるのでしょうか。それとも学習者の側に問題があるのでしょうか。
理由の大部分は学習側にあります。 この手の質問を見るたびに頭を傾げます。数学、化学、歴史、などの学問と同じように、学校で習う英語はとりあえず、学問、なんですね。それをやったのに社会に出ても活きない、っていうのは、英語に限らずでしょう?英語は実用性があるから、他の学問とは異質に感じているだけであって、学校で習っているのは特に実用化を重視していない、英語、という学問なんです。 英語教育が間違っているから、いつまでたっても話せない、使えない。そう責めるのは簡単です。本当に実用化を目指すなら、地道に勉強していくほかないんですよ。母国語とはまったく違うわけですから、文法もある程度知らないといけないし、はちゃめちゃな英語が話せるだけで、英語が実用化できているわけでもありません。母国語を日本語としているわれわれにとっては、英語は第二言語であり、ツールです。受験のための一過程と英語を捉えるか、生活に必要なツールと捉えるかによって、勉強の仕方は変わるのです。 現地に行って使いまくればいい・・・。これははっきりいって間違いだと思います。文法ハチャメチャ、スラング興味津々、そんなめちゃくちゃ英語が外国人を困らせている現実があるようです。私は英語に特化した大学に行き、研究を行った結果、見事に外国人の方々はむちゃくちゃな英語を話す、自称英語使用者に困っているという結果が導き出せました。外国の友人からも同様な意見を伺います。なぜなんでしょうか?・・・・きっと、学習側の勘違いから・・・そうは思いませんか?友人づきあい程度であれば、つながれば問題ありません。つたない日本語を話す外国の方が話す内容は、母国語として認識しているわれわれ日本人にとって、文法が間違っていようと・・・例えば 私、病気に薬 飲みます 昨日。 と、言ったとします。それでも把握できます。昨日病気の薬飲んだんだ・・・って。しかし、この方は日本で、企業に勤められるでしょうか。言葉があまりいらない仕事ならできるでしょう。日本語、というツールによって、できる仕事が変わります。企業で働く外国の方は、そこで日本語が特に必要であれば、必ず自分でどうにか正しい日本語を学ぶはずだ、と思いませんか?学校に日本語の授業がないから、あったとしてもちゃんと実用化を念頭に教えてくれないから・・・。こんな台詞っていいわけがましくないでしょうか。 これは我々日本人が、学校が問題、教育が問題・・・といっているのと同じではないでしょうか。 確かに教育面での不都合さ、はあると思います。バランスよく教育するシステムがないからです。話す、書く、聞く、読む。それぞれバランスを保つシステムです。読み書きできればよい、というもともと実用化などを無視し確立した英語教育が、今現在混乱を招いてはいます。しかしそれが、日本人英語のつたなさには、直接つながらない、と私的に感じています。
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